有機農業の普及並びに農業従事者への普及、田舎暮らしをしたい人との交流などを目的として安曇野市へ都会から移住してきている若いご夫婦にお目にかかりました。 ご主人は大学を卒業し、その後一年間農業研究所で研修を受け、その後安曇野市に家と土地5反歩ほどを借りて農業をされているとの事。
私は農業をきちんと基礎から教えて下さる人あるいは機関がないかと長いこと模索していましたので、その話を聞き歓喜しました。 そして「私にも受講生として受け入れて下さい」とお願いしました。ところが現在「新たに受け入れ貸し与える畑がない」との事。そこで私は「畑を貸せて下さる所があるかどうか安曇野市へ伺ってみましょう」と言いました。 安曇野市へ伺うと課長は「新規農業就農者を逃がしたくないのでお貸ししたいがどうすれば良いか」と言われました。というのも都会からきて日が浅いため途中で投げ出されては困るとの心配からです。私はもっともと思いました。 話合いの結果、現在家を借りている大家さんにお願いし、その保障のもとに借りる方法を取ることになりました。大家さんはその地区で信用のある方とのこと。良い方向へ進むことをお祈りしお別れしました。
私は農業について次のような事を思います。 一つは農業で生活できるようにしなければならないということです。この若夫婦は農業だけでは生活が出来ない状況です。若いご夫婦もそれを模索しているようです。
もう一つは今以上に農業が経営として成り立つために農業者の研修が大切と思います。農業者は研修費にお金をかけるべきと思います。農業はいい加減にしていても収穫はあります。種はまけば芽がでます。しかし、そこに科学を導入していったら、もっと収穫があり、経営状態も良くなるのではないかと思いますが私の思い違いでしょうか。若いご夫婦はその事を業としようとしています。ご検討をお祈りいたします。
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