12月議会最終日、波田町合併に関するアンケート実施の予算計上の賛否が起立採決されました。私は次の理由により反対しました。
今回の調査は影響力のある調査です。それにもかかわらず、その調査の信憑性、公平性、透明性が疑われるからです。
私は大学院で社会学を専攻し、社会調査もかじってまいりました。その経験から、どんなに良い人でもデータの改ざんをする可能性があります。名のある研究者の改ざんがばれ逮捕された事例もあります。直近では大分県教育委員会の事例もあります。又、選挙にあたっては選挙管理委員を立ち合わせています。
つまり、そのようなことが起こらないようなシステムにしておくことが大切です。そのようなことが疑われないようなシステムにしておくことが大切です。 その方法として市民から送られてきた用紙の開封にあたり、議会あるいは選挙管理委員会が立ち会う事を総務委員会で提案しました。しかし、理事者はそれを拒否しました。
理事者は「第三者の信用できる調査機関を依頼したので」と申します。しかし、市と業者は上下関係です。お金を支払う人とお金をもらう人であり、対等関係ではありません。上下関係の場合、上の言うことを下の人は聞く傾向があります。そのような場合は、第三者であってもチェック機関が必要です。 波田町においても、立会人がなかったために、「波田町のアンケートは不正確である」との声が多く聞かれます。 立ち会わせたところでお金がかかるわけでもありませんのに、理事者はどうしてひたすら拒否なさるのでしょうか。 以上のような理由から信憑性、公平性の疑われるアンケートは実施すべきではないと思いますので、予算の計上に反対致しました。
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