１８年９月２９日松本市の財政についての出前講座が市民団体主催で大手公民館で行われた。
松本市からの資料は「広報まつもと2006年9月11日��173」であり松本市役所の財政課の職員と政策課の職員が見えられた。
誌面に書かれている通りに説明がなされた。
たまたま出席者の中にも資料を持参して来た人がいた。その中に「赤字続きの麦峠スキー場」の見出しの市民タイムスの新聞記事があった。質疑応答に移った時、Ａさんが質問した。次のようなやり取りがあった。

Ａさん「松本市の特別会計をみると『奈川観光施設事業として歳入2億3287万円、歳出2億3287万円となっています。これで見る限り赤字は出ていないのではないですか?』。
財政課の方「実は歳入の内、1億5000万円は松本市の一般会計から繰り出されています（税金が投入されているという事）」。

私はびっくり仰天。私は言った。「それでは、ここに、その事をきちんと書かなければいけないですよ。市民はこれをみたら黒字が出ているのだと思うじゃありませんか。特別会計のすべてについて税金が、どの位使われているか明らかにして下さい。12月位には出ますか？連絡下さい。又、書き方ですが、市民に分かるような書き方をして下さい。『一般会計から○○円繰出し』などといっても、判りません。『税金を○○円使っています』というような書き方をして下さい」と。
　波田町の合併の動きについても話題が出た。出席者の中に「松本市の職員が波田町に説明にいったときの新聞並びに松本市職員の波田町への派遣申請許可証（助役の印鑑であるが市長も承知と職員は説明）」を持参してきた人がいた。
又、出席者の中に合併町村の合併前の何年間かの建設事業費、借金、収入の経緯を調査してきた人もいた。（市民もズクがあるのに関心）。図表で建設事業費、借金についてみた時、四賀村、波田町はダントツに高い。波田町は合併していないが、波田町から出席していた人の中に「今、波田町の幹部は財政困難のため合併したいとの動きをしている」と発言する人もいた。
　結婚するのに「財政状況が悪いので結婚した」とか「○○をつくってくれるといったので結婚した」と言われたら、どうだろうか。誰でも心地よくはないと思う。「合併は何のためにするのか」。合併を受け入れる方も合併をしてくる方も嬉しい状況でありたいものである。