JAの旅行パンフレットの「お伊勢まいり」の文字をみて「また、伊勢神宮のお参りか」と思った。そして、「行きたくない」と思った。しかし、役員のために参加した。ところが伊勢市新宮美術館・新宮農業館・神宮徴古館を訪れ私の心に異変が起きた。それらは、こんもりとした緑の中に迎賓館を思わせる姿でたっていた。建物をみた時「何だろう」と思った。私は伊勢神宮にこんな素晴らしいところがあるとは知らなかったので感動した。 神宮美術館には日本の現代活躍する美術作家――文化勲章受賞者・文化功労者・日本芸術会員の奉納作品が展示されていた。又、庭園は見事であった。 神宮農業館は農業特に米の歴史や道具が展示されている。 神宮徴古館は伊勢神宮の歴史と文化の総合博物館であり明治42年に建立された。特別展として「伊勢の遷宮について」が行われていた。9月23日以降は三重県出身の画家平賀亀祐特別展がある。平賀氏は西欧で名を馳せた作家であり、多数の作品が同館に奉納されているとのこと。一部平賀氏の作品が常設典に展示されていたが見ごたえのある作品であった。9月以降、再び訪れる事になると思うが、その時が楽しみである。多くの作品を平賀氏は奉納されたと聞いた。翌日の午前中、伊勢神宮内宮を訪れた。午前中のため人出が少なく、快適であった。午前中の内宮訪問の時間設定はラッキーだと思った。手入れがされ緑したたる大庭園の中を歩き内宮へ。川で手を清め内宮へ向かった。お願いを一杯した。
|