山崎たつえの視点 教育・環境・政治・その他



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2006/10/02
「有害自販機撤退との戦い」松本市岡田地区の活動事例から

第23回松本市青少年健全育成市民大会が18年10月1日(日)午後1時30分から「あがたの森文化会館」において開催された。松本市、松本市教育委員会、同大会実行委員会の主催事業であった。
三人の方から活動事例発表があった。私は岡田地区有害自販機設置対策委員会丸山康雄氏の「有害自販機設置に対する取り組み」の発表に興味を覚えた。それは私の住む島内地区にも同様の問題があるからである。丸山氏の発表の内容を簡略に記すことにする。私のメモによる記述なのでミスがあるかもしれません。もしありましたら御指摘下さい。

今年の6月突然「有害自販機」が岡田区井深に設置された。これは地域全体の問題である。町会連合会、各種団体、又、松本市の関係の方も加わっていただき対策委員会を設置し、現在に至っている。設置台数は11台。6月4日から6月12日に設置された。大人用のDVD、大人の玩具(500~10,000円)が販売されている。地主と5年間の契約である。
事の発端は6月5日、パトロール中の補導員が発見。出張所に飛び込んできた。そして、松本市青少年課へ通報。そこで青少年課と地元で今後の対策を見当するために対策会議を持った。その結果地権者に撤去の要求をすることになり、地権者の元へ2名の代表が行った。しかし、地主は「契約に基づき実施しているので業者に対応して欲しい」と言う。
そこで6月26日業者と土地の所有者、並びに地域の皆さんで撤去の交渉をした。
業者は「契約は5年だが4年にする事は可能である。しかし、その場合は24時間、営業をさせてもらわないといけない」との事。皆さんは苦悩する。中に「契約通り5年にして子供が通る昼間は売らないことにしたほうが良いのではないか」と提案する人がいた。協議の結果「昼間見えなくして5年の方が良い」という事になる。その為に確認書を取り交わす。次のような内容である。
@5年後には更新しない 
A営業時間は午後7〜午前5時までとする。
B 昼間は自販機が見えないようにする。
確認書を取り交わしたものの、なかなか実施しない。第三回目の対策委員会を開き「約束が不履行である」と文書で「即履行すること」を申し入れる。すると「機械を直さないといけない」などと言ってきたが、7月21日に「盆過ぎには出来る見通し」と連絡がくる。10月現在は守られている。昼間は電気がつかないので中が見えない。地権者も「大変な事をしてしまった」と反省の気持とのこと。

私は如何にして「契約撤回わしたのであろうか」とドキドキして聞いていたが結果的に不可能あった事を知り「やっぱり、どうにもならなかったのか」と愕然とした。しかし、「昼間は営業しない。再契約はしない」という所まで漕ぎ着ける事が出来て良かったと思う。

私は次の日10月2日の午後4時30分に現地に行ってみた。そこで、又、びっくり仰天。11台の内、2台は電気がつき、販売可能の状況であった。冒頭の写真はその時のものである。(後の自販機は中が見えないようになっていた)。一端設置させてしまうと撤去は困難となる。このような業者に土地を貸せないことである。自販機と聞くとドリンクの自販機と思い、多くの人は知らないで契約してしまうのではないか。そのような契約をしないように啓発活動をしていくことが大切であると痛感した。
岡田地区並びに松本市は、自販機設置が拡大しないように「自販機NO運動」として自販機設置に土地を貸せない運動などを呼びかけていくとの事。私は防犯女性部の役員をしているので役員会で、その事をPRしようと思う。


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