信頼される行政の確立を!! 私は行政マンは嘘をつかないものと思っていた。少なくとも私は元行政マンであり、嘘はつかなかった。しかし、行政マンの言葉を信じてはいけないのではないかとこの頃思う。 松本市において、松本・四賀直結トンネル事業が大きな問題となっている。菅谷松本市長は16年度全地区巡回の「市長と語る会」で「危機管理上トンネルをつくる必要があり、トンネルをつくると車で片道13分短縮される」(信毎記事より)と述べている。市長選挙中、現市長は「3分しか違わない。そんなトンネルをつくっても良いのでしょうか」と言っていたのに……「どうして変わったのか」私は疑問を覚えた。松本市に「距離の差」を問い合わせると「わからない」の一点張り。予算額が出ているのにおかしな話である。そこで調査をした。そして、片道「13分の差」など無いことが判った。その結果は17年8月16日私のホームページhttp://tatsue.jp/(環境、教育、政治などの項)に掲載した。私の調査では2.8kmの差であり、車が時速50kmで走るとすると3分26秒の差、時速60kmで走るとする3分80秒の差となる。その後松本市は17年10月1日付けの広報で距離差は2〜3kmと公表した。松本市のある職員は「市もトンネルについて正確に情報公開することにした」と言った。私は関係道路の渋滞状況、事故状況も調査した。共に既存の松本市内道路に比し四賀関係道路は悪い状況ではなかった。本当の情報を得て市民は始めて的確な判断ができる。 この問題に限らず行政は正確な情報を市民に提供してほしいと思う。市民がいちいち行政のする事をチェックする…そんな事は時間的にも経済的にも大変なことである。この調査も仕事の合間を縫って行ったのであるが大変であった。スウェーデンの行政や政治家は科学的判断のもとに政策を行い国民から絶大なる信頼を得ていると聞く。私はそんな社会に住みたいと思う。なお山崎たつえのホームページで、松本・四賀直結トンネルの原稿を御覧頂ければ嬉しく思う。 なお、情報をいかに多くの市民に知らせるかも松本市は考えて欲しい。広報で知らせ、展示場も設置してあるが「市長と語る会」で全市を市長はまわり誤った情報を提供してあるので、慎重に対処してほしいと思う。
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